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日本と中国の人口ピラミッド

中国ビジネス情報詳細

日本と中国の人口ピラミッド

2016.12.19

日本と中国の人口ピラミッド(国連データ)

 

  • 中国人口ピラミッド(2015年)

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  • 続いて日本人口ピラミッド(2015年)

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  • 人口関連指標による日中比較(2015)

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※高齢化率 全人口に占める65歳以上人口比率
※生産年齢人口比率 中国では15~59歳とされていますが、日本との比較のため全人口に占める15~64歳人口比率としています

ご存じの方も多いとは思いますが、高齢化率で日本は世界Topを独走しています。
2位:イタリア(22.4%)、3位:ギリシャ(21.4%)、4位:ドイツ(21.2%)と欧州各国が続きます。
中国も既に9.55%と『高齢化社会』へと突入しています。

男女比に注目すると、中国は全人口で男性が多い状況です。一般的に出生男女比は105:100と言われ、若干男児の方が多く生まれるようですが、全人口で見れば女性の方が多くなる傾向が先進国に見られます。上図人口ピラミッドの0~4歳で見てみると、日本は105.5:100と一般的な数値です。
一方中国は、115.8:100と男児比率が非常に大きくなっており、世界で最も男児比率の高い国だそうです。
中国で男児が多い理由としては、

  • 元々男児が望まれるお国柄
  • 一人っ子政策(1979~2015)の影響(一人だけなら男児が欲しい)

が指摘されています。
上記の負の側面として、無戸籍児童(黒孩子)の問題、男女産み分け(違法行為)、未婚化・晩婚化なども有ります。
また補足ですが、2016年より二人っ子政策に移行したわけですが、教育費の高騰などにより、政府の意に反し2人目を産む夫婦はあまり増えていないそうです。

生産年齢人口では、中国の規定(15~59歳)で見ると、2012年に前年を下回ったと発表されており、人口オーナスのフェーズに入っています。

 

  • 中国人口減少が始まる(中国政府見解)2030年の人口ピラミッド

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  • 続いて日本人口ピラミッド(2030年)

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  • 人口関連指標による日中比較(2030)

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中国も高齢化が進み、『高齢化社会』から『高齢社会』へと変わります。
※日本は『超高齢社会』
中国は『高齢社会』へと移るものの、2030年時点では消費の中心層になる35~50歳にボリュームゾーンが有るため、ある程度の消費は見込めるとは思いますが、ボリュームゾーンの親世代への出費、子供世代への教育費なども想定されるため厳しい状況も予想されます。

 

  • 高齢社会経験値を中国へ

日本は1970年に『高齢化社会』、1994年に『高齢社会』、2007年に『超高齢社会』と世界でも類が無いほど急速に高齢化が進みました。社会の高齢化に伴い様々な問題が起こりましたし、これからも起こるでしょう。
これらの経験はこれから高齢化する国にも応用出来るはずです。経験値を是非ビジネスに活かして頂きたいと思います。

中里