2015年Q4のB2C EC市場シェア

　
易観智庫のデータによれば以下のシェア。
　


2強の寡占状態。
　

天猫

Softbankが出資しているアリババグループのB2Cサービス提供会社。
アリババグループのおもなEC関連サービスは、

・アリババ　　　　 B2Bの企業マッチング
・天猫(Tmall)　　 B2Cモール
・天猫国際　　　　 中国向け越境ECサイト
・タオバオ　　　　 C2Cモール、タオバオが中国EC市場を切り開いた
・支付宝(Alipay)　オンライン決済サービス

中国ECユーザに取ってはデファクト。

　

京東

京東は自社物流網を構築している点に特徴が有ります。
中国は物流サービスが(日本に比べ)非常に悪く、遅延やロスト、破損などが多い状況でした。そこに京東は目を付け、自社物流網を構築し消費者の手元に届くまでが自社のサービスとしました。
京東の自社物流網構築およびサービス展開は、既存の配送会社への影響も大きく、既存配送会社のサービスレベルも向上したと感じられます。

中国大手ソフトウェア系企業は俗にBAT(Baidu、Alibaba、Tencent)と呼ばれしのぎを削っています。EC市場で覇権を握るAlibabaに対し、SNSで独走するTencentの構図ですが、そのTencentは京東に出資し、EC市場でも火花が散っている状況です。

中里